ETCカードの種類②家族カード

専業主婦などでクレジットカードを作ることが難しい場合、ETCカードはどのようにして持つことができるのでしょう。

ETCカードの貸し借りはできませんので、この場合は自分自身のETCカードとして「家族カード」を持つことができます。

家族カードとはいったいどのような仕組みになっているのでしょう。

【申し込み方法】

配偶者など、クレジットカードの名義人本人が手続きを行います。

手続きは会社により異なりますが、ネットで手続きできるところが多いです。

新規で申し込みをする場合は、同時に家族カードも申し込むことができます。

既にクレジットカードを持っている場合は、家族カードの追加発行の手続きを行います。

審査は家族ではなく、本人の年収などで行われるため、本人が安定した職業についていれば通りやすいといえるでしょう。

審査が通れば郵送で家族カードが届き、そこから更に遅れてETCカードが届くかたちになります。

【家族カードの使い方】

使い方は通常のETCカードと同じで、車に乗るときに車載器にETCカードを差し込みます。

高速道路を利用すれば高速料金の割引を受けることができる点も同じです。

異なる点は支払いの面です。

家族カードの場合は、請求はすべて主たる契約者になりますので配偶者の口座から引き落とされることになります。

【メリット・デメリット】

家族カードのメリットとしては、請求がすべて同じところにいくため家計をひとつにまとめやすく、またポイントもまとめて合算されて貯まるため効率よくポイントが貯まります。

補償の面でも、名義人と同じ内容になるため万が一盗難や事故に遭った場合は同じように補償を受けることができます。

デメリットとしては、請求がひとつにまとまるということは支払明細も1枚になるためクレジットで何を買ったか、何に使ったかがお互いにわかってしまうところです。

会社にもよりますが、引き落とし口座を分けることができないため、財布を別々にしている家族の場合はひとつの口座から引き落としされてしまうというネックもあります。

また、家族カードの場合は家族のクレヒス(クレジットカードの信用履歴)が育たないため、今後もし自分名義のクレジットカードを作ろうとしても審査が通りづらい可能性があります。

もし、自分名義のETCカードを持てる状態で審査も通りやすいような安定した収入があるのでしたら、自分名義のETCカードを申し込むことも視野にいれたほうがよいかもしれません。

ETCカードの種類①パーソナルカード

ETCカードといえばクレジットカードが必須のように思えますが、クレジット機能を持たないETCカードもあります。

それがETCパーソナルカードです。

パーソナルカードとは、いったどのような特徴を持ったカードなのでしょう。

【ETCパーソナルカードとは】

有料道路の高速料金支払いに特化した、ETCカードと同等の機能を持ち合わせるカードであり、運営は全国の高速道路6社が共同で行っています。

使用するにはデポジットと呼ばれる供託金を支払い、それを担保に所有・利用することができます。

デポジットは高速料金の平均月額に応じて決まります。

平均月額は5000円ごとに区切られており、デポジットの目安は4倍です。

例えば月の平均利用額が10000円であった場合は40000円のデポジットが必要となります。

利用料金は月に1回、所定の口座から引き落とされます。

【申し込み方法】

書面での申し込みが必要となります。

 申込用紙は各高速道路のSAに置いてあるのを利用するか、運営事務局に電話で散りよせることができます。

申込書に必要事項を記入し、本人確認書類のコピーを添えて郵送します。

なお、高速料金の支払にはゆうちょ銀行または銀行口座が必要となりますので忘れずに記入しましょう。

書類に不備がなければ、事務局からデポジットの支払通知が届きますので振込やコンビニなどで支払いを行います。

入金確認が取れたら、郵送でETCカードが送られてきますので、手続き完了となります。

目安としては申し込みから約2週間程度みておけばよいでしょう。

【メリットとデメリット】

パーソナルカードのメリットは、やはりクレジットカードが作れない人でも気軽にETCカードを持てるところにあります。

手続きは少々煩雑ですが、カードが手元に届く日数も約2週間ほどで、一般のクレジットカード機能付きETCカードとほとんど変わりません。

デメリットとしては、デポジットが平均利用月額の4倍と高額であることです。

また、途中で利用料が増えるとそれに応じたデポジット料金を追加で請求されることになります。

意外と見落とされがちなのが年会費です。

パーソナルカードは運営費用として年間1234円の年会費がかかるのです。

年会費無料のクレジット付ETCカードと比べると、ポイント還元やかかる費用の面で大きな差があります。

クレジットカードが持てない人は仕方ありませんが、持てるのに持ちたくない人などは熟考して選択することが重要です。

クレジット機能のないETCカードはあるか?

クレジットカードの審査に通らずETCカードを作れなかった。

専業主婦のため夫がクレジットカードを持っていて作る必要性がない。

クレジットカード機能付きのETCカードは防犯上どうしても持つのが怖い、クレジットカードを持ったら浪費してしまいそう…という人ももちろんいます。

そういった場合はどのようなカードを持てばいいのでしょうか。

【ETCパーソナルカード】

ひとことでいえば、クレジット機能を持たないETCカードのことです。

本当にクレジットカードが持てない、どうしても持ちたくないという人が唯一持てるETCカードといっても過言ではありません。

ETCパーソナルカードは、高速道路を運営する6社で共同発行しているETCカードです。

支払いは銀行引き落としとなり、申込みには利用金額に応じたデポジット(預り金)が必要です。

また年会費も別途必要となります。

【家族カード】

自分がクレジットカードを持てなくても、家族が何らかのクレジットカードを持っている場合は家族カードを発行してもらうことができます。

その際、ETCカードも同時に申し込めば家族カードとして自分のETCカードを持つことができます。

ETCの高速料金やショッピングで家族カードを利用した際の請求は、すべて申し込みをした家族への請求となるため注意が必要です。

単純に盗難や使いすぎが怖いという理由で、クレジットカードを作りたくない場合はETCパーソナルカード・家族カードを作ることになります。

ですが、盗難はパーソナルカードや家族カードにも十分あり得ることです。

それに、利便性を考えるとクレジット機能付きのカードがやはり最適といえます。

大抵のETCカードは、二枚に分かれています。

ETC専用カードを車載器に差し込むだけなので、それだけではクレジット機能がありません。

ですが、悪用を防ぐために必ず車を降りる時は抜いておきましょう。

カードの使い過ぎが怖いという場合も、カードの利用限度額を引き下げるなどの対応をすれば浪費も防げます。

単純に「クレジットカード」を持ちたくないという理由の場合ですが、その理由が確固としたものであればパーソナルカードを作るほかありません。

ですが、上記のようなデポジットなどのデメリットがあることと、もしクレジットカードを持った際のポイント還元や利便性のメリットと比べて、自分は本当にパーソナルカードでいいのかを検討する必要があります。